2022年社労士試験の合格体験記
最初に私は運よく合格できたと思っています。学習時間は600~700時間程度です。
イメージですが、社労士試験は運の要素が強く、500時間~600時間程度から択一式の合格レベルは確保できて、あとは選択式の一般常識でどれぐらいカバー率を高めて合格確率を高められるかの試験だと思います。

こんなイメージで、択一式の合格レベルに達したあと選択式の足切りに引っかかる確率をどれだけ下げられるかですが、1000時間以上勉強しても運の要素がなかなか排除できない試験だと感じました。
私は、問題演習中心の学習で択一式の合格レベルに達することを優先しながら、問題演習のやり方を工夫することで選択式にも対応できるよう勉強しました。
前置きはこれぐらいで、そういった合格背景も踏まえて読んでいただき、読んでいただいた方に何かヒントになることがあれば嬉しく思います。
社労労士を目指すようになったきっかけ
経理、財務畑ですが、同じ管理部門である人事、総務部門とは仕事上や飲み会で話をすることも多く、また、労働基準法の改正や人事制度の変更、年金制度の変更などは決算数値にも跳ね返ってくるため、s労働管理や社会保険についても勉強したかったというのもあります。
緊急事態宣言などを受けて2020年から在宅ワークが始まりましたが、2022年になって正常化に向かう機運が強まっており、2023年以降は在宅ワークも減っていきそうな気がしたので、時間があるうちに勉強をはじめようと思いました。
「せっかく勉強するなら資格を」と思い社労士の資格を目指すことにしました。
選んだ教材
メインの講義や問題演習はSTADYing(スタディング)の社会保険労務士講座を使いました。
毎週決まった日に通学するというのは難しかったのでWeb通信講座で、かつ価格が安く無料体験講座で講師の早苗先生の説明が分かりやすかったたことと、すぐに学習が始められるという点もありSTADYingを選びました。
STADYingはテキストの印刷が有料オプションだったため申し込みはせず、その代わりにTAC出版の「みんなが欲しかった!社労士 全科目横断総まとめ」、補助には大原出版の「読めばわかる!社労士テキスト」を使いました。
あとは問題集としてTACの「みんなが欲しかった!社労士の問題集」(3,520円)、TAC出版の「合格のツボ」の択一式と選択式(それぞれ3,080円)を使いました。
使用した教材やかかったお金はこちらの記事に書いています。⇒半年間の受験勉強で社労士試験に合格した教材は?いくら掛かったか?
勉強の開始時期と合格目標の設定
勉強を開始したのが、2022年3月でした。試験まで6ヶ月程度でした。
この時期からだと2022年はあきらめて2023年を目標にという案もありそうですが、以下の理由から2022年の合格を目標に勉強することにしました。
- 勉強にかけられる時間を平日2時間~3時間、休みの日は5時間~6時間で計算すると試験までに勉強時間を500~600時間ぐらいは確保できる計算になった。
- 各学校のスケジュールを確認したら4月中旬から5月上旬がインプットの講座が終わる時期のため、まだ追いつける可能性がある。
- 2023年を目標にすると最初の数か月をだらだら勉強することになるため、2022年を目標に集中して勉強した方が学習効率が高いと判断した。
結果としては、ほぼ計画通り600~700時間程度の学習時間で運よく合格することができました。
前半のインプット時期の学習方法(5月下旬まで)
勉強する時間は以下のように確保しました。
電車や職場で本を広げて勉強したくなかったので通勤時間や職場ではスマホで問題演習で復習を中心に勉強していました。なんとか5月下旬までに直前対策以外の講義は完了することができました。
- 通勤する日は往復の電車で30分ずつ往復で60分、昼休みに30分、それ以外で1時間~2時間(だいたい仕事終わりに喫茶店で勉強しました。)
通勤の電車と昼休みは主に問題演習、それ以外の1時間~2時間は講義を受講しました。 - 通勤がない日は、朝1時間、昼休み30分、仕事が終わってから2時間程度、家では講義の受講に時間を使いました。
- 休みの日は、5時間~6時間を講義の受講を優先して進めました。
STADYingの動画は再生速度を選べるため、大体1.5倍速で視聴をして時間を節約するとともに以下の工夫をして学習しました。
- 講義を受講するときは、事前に5分ほど使って講義のWebテキストに目を通してから授業の動画を視聴するようにした。
これにより、その日に何を勉強するかやどんな論点があるかが把握できるので何もなく受講するより主体的に講義内容を聞くことができます。 - 市販のテキストに講義のメモを書き込んで問題演習や試験直前の復習に使っていました。
市販テキストの「みんなが欲しかった!社労士 全科目横断総まとめ」に記載されている論点のときは講義のときに手元に開いて受講して必要なメモをこのテキストに書き込むようにした。「みんなが欲しかった!社労士 全科目横断総まとめ」にない論点の時は、「読めばわかる!社労士テキスト」にメモを取っていました。 - STADYingのWebテキストで暗記に役立ちそうなイラストやまとめの図表をSTADYingのマイノートに貼り付けて、プリンタで印刷して暗記に活用した。
- STADYingのWebテキストは広範囲をしっかりカバーしているが学習時間が500~600時間程度しか確保できないので、講義動画で触れてない論点は出たら諦めるという割り切りをした。
後半の学習方法(6月以降)
もともと学習時間500時間~600時間程度しか確保できない計算だったので、社労士の勉強の王道の勉強法であろう問題演習を中心にした学習に時間を使いました。
具体的には、STADYingの問題(主に択一式の1問1答)やTACの合格のツボを解く。
↓
1問ごとに問題文、解説文をしっかり読む、合わせて記載されている条文や判例、関連論点のスライドについてもしっかり読む。
↓
必要に応じて関連する部分の市販のTACの「社労士 全科目横断総まとめ」や大原の「読みばわかる!社労士テキスト」を読む。
このように問題演習を起点しながらインプットをしていました。1問1問時間をかけて解いて解答や周辺論点や横断整理の論点を確認していました。そのため、直前期でもずっと早くても1時間で100問ぐらいのペースで解いていました。
勉強のコンセプトは以下のように考えていました。
- テキストを読んだだけでは、択一式での正誤判断までは難しい。⇒テキストをはじめから順に読んでインプットするのは効率がよくない。
- 問題演習と関連付けてその論点周辺を合わせてインプットすることで重要論点、基本論点は押さえられる(はず)。
- 勉強時間が少ないのは勉強開始が遅かった自分の責任なので、問題演習によるインプット周り以外の問題が多く出て落ちるのは仕方がないと割り切る。
- 択一式対策の一問一答の正誤問題でも、問題や解説、条文や判例、周辺論点を確認しながら解くことで選択式の対策にもなる。
また、通勤電車や職場で問題を解いたときは、間違えたり周辺論点が気になった問題など家に帰って見直す問題はスマホでスクリーンショットと取っておいて家に帰ってから見直しをしていました。
調子がでないときの対策や気分転換
やる気がそれほどでないときでも、数問解けばやる気のスイッチが入ることもあるので、「とりあえずちょっとでいいから勉強をしてみる」ことを心掛けていました。
スマホの画面を工夫して、SNSなどはフォルダに入れて目立たないようにして、STADYingのアプリはすぐに起動できるように一番目立つところに置いておいておきました。
また、やることも「とりあえずSTADYingのAI復習をする」と決めておき勉強を始めるハードルを可能な限り下げておきました。
一方で、勉強を開始したけど、なかなか調子が出ないときは気持ちを切り替えるために、趣味のジョギングをしたり、家族と外食をしたりしていました。スパっと勉強を打ち切って気分転換するようにすることで、だらだら集中せずに勉強することをしないようにしていました。
その他意識していたこと
STADYingの図表や「みんなが欲しかった!社労士 全科目横断総まとめ」などは、上手くまとまっているので「知識の整理」には非常に役立ちます。
しかし、社労士の試験は条文がそのままでることが多いので、図表や箇条書きの知識だけでは、問題文に対応できないことがあります。
整理した知識を問題文(=条文の言い回し)とリンクさせてテスト本番で使える知識となるように意識して問題を解くようにしていました。
この点でも問題演習を起点に知識のインプットをするということが非常に有用だったと思います。

今回は私の合格体験記を書きました。
運の要素が強い試験なので、これが王道とは思いませんが、何かヒントになることがあれば嬉しく思います。
上記以外に何か聞きたいことがあればお問い合わせフォームで聞いていただければ可能な範囲でお答えします。


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