市販テキストで社労士試験を突破できるか?最終回 総まとめ

2022社労士試験を市販テキストで合格できるか検証のまとめ 社労士試験勉強法

選択式で2回、択一式で7回にわたって検証してきた「市販テキストで社労士試験を突破できるか?」の総まとめです。

選択式のまとめ

2022年の社会保険労務士の本試験を市販のテキスト、大原出版の「読みばわかる!社労士テキスト」に記載された内容でどの程度カバーしているか検証しました。

検証のページは表の各科目からリンクしています。

選択式点数リンク
労基法安衛法3点>>
労災法2~3点>>
雇用保険法5点>>
労働一般2点>>
社会保険一般2点>>
健康保険法4点>>
厚生年金保険4点>>
国民年金法4点>>
合計26~27点

2022年の選択式は、合計27点、各科目3点以上(救済なし)が合格基準点でした。

判例が多かった労災法と労働一般、白書・統計からの出題のある社会保険一般では3点の確保のためには、初見の判例を落ち着いてよく読んで1問程度正解するなど必要です。
しかし、全体的に見ると市販テキストで合格レベルには到達しそうという結論になりました。

択一式のまとめ

択一式についても、選択式と同様に「読みばわかる!社労士テキスト」に記載された内容でどの程度カバーしているか検証しました。

択一式点数リンク
労基法安衛法5~6点>>
労災法4~5点>>
雇用保険法7点>>
労一/社一1点>>
健康保険法6点>>
厚生年金9点>>
国民年金6~8点>>
合計38~42点

2022年の択一式は、合計44点、各科目4点以上(救済なし)が合格基準点でした。

労一/社一が1点と市販のテキストでは、白書・統計や社一の法令でも細かい規定までは載っていないというところで、市販テキストのみでは大苦戦という結果でした。
また判例や行政手引などからの出題が多い労基法安衛法、労災法もやや苦戦というところでした。

逆に判例がなく事例も少ない雇用保険、厚生年金、国民年金あたりは市販テキストで合格レベルの点数を十分狙えているという状況でした。

全体としては、労一/社一を問題集や白書統計対策で5点ぐらいまで引き上げれば、市販テキストでも概ね合格レベル達しそうという結論に達しました。

検証のまとめ

選択式、択一式ともに労一・社一を除けば概ね合格レベル

選択式、択一式ともに2022年の試験では似たような傾向にあります。

試験範囲が広範囲法令以外からの出題がある労働一般、社会保険一般については、市販テキストだけでは基準点の確保は難しいようです。
また、労基法・安衛法、労働者災害補償保険法は判例や行政手引などからの出題が多いため市販テキストではやや苦戦気味でした。

それに対して、雇用保険法、厚生年金保険法、国民年金法は、科目の性質上判例はなく、また条文からの出題が大半だったため市販テキストで大半がカバーできているという状況でした。

しかし、独学での合格はハードルが高い

今回、社一/労一を強化すれば、市販テキストの範囲で十分合格レベルは狙えるという結論にはなりましたが、個人的には、完全な独学はおすすめしません。

もちろん、独学での合格者も多くいますが、一般的な頭脳で一般的な暗記力、一般的な要領のよさ、という方は以下の理由から資格予備校等を利用して早期の合格を目指すほうがよいと思います。

  • 膨大な範囲から、どの論点をどの程度の深度で勉強するかなど独学では判断が難しい
  • 条文や市販テキストを読んだだけでは分かりにくい論点でも、板書やスライドと講師の口頭での説明があれば比較的容易に理解できることも多い
  • 制度間の横断でのまとめ、白書統計対策などは自分で資料まとめるよりプロの講師が作ったものを使ったほうが時間的に効率的であるとともに質も高いもので勉強ができる
  • 予備校の授業は試験でのひっかけのポイントなど本試験を意識した講義になっており、試験合格のため効率的な学習が可能となる

予備校の膨大なテキストをすべて覚える必要ない

覚えろと言われても無理だとは思いますが、予備校のテキストは膨大な量になっています。
まともに正面から真面目に覚えたら、雇用保険の途中ぐらいでは嫌になってしまうと思います。

今回の検証で最も言いたいことは、「予備校のテキストに載っていても市販テキストに載っていないような細かいことは、覚えられないし、テキストを読んだうる覚え程度では本試験で正誤判断できないから、授業で聞いたことを覚えていたら儲けものぐらいで、捨ててしまいましょうということです。

予備校のテキストを完璧にやれば、90%~95%以上の点数で合格できるでしょう。

しかし、70%取れれば合格のテストです。

「市販テキストだけで70%~75%ぐらいの点数とれそう。
これに予備校で習ったことや問題演習でやったものが、いくらかは頭に残ってるだろうから、80%ぐらいはとれるんじゃないの。
そして本試験では、10%~15%ぐらいは思い出せなかったり間違えるだろうから、65%~70%(選択で25点、択一45点ぐらい)で合格できる。」

というイメージで、市販テキストに載ってないようなことで覚えられそうにないものはどんどん切り捨てていきましょう。

実際には、市販のテキストですら、すべてを覚えるのは不可能だと思います。

ふかまさの勉強方法は問題演習中心でした

ふかまさは、スタディングの授業を一通り受けたあとは、ひたすら問題演習を中心に勉強していました。

1問ごとに問題を解く ⇒ 問題と解説をじっくり読む ⇒ 問題によっては市販のテキストでその論点と周辺を確認する、をひたすら繰り返していました。

スタディングを使いましたが、スタディングのWebテキストは膨大な量だったので、スタディングのテキストを読み込んでインプットするということはしませんでした。(市販のテキストを読んでインプットということもせず、あくまで起点は問題演習でした。このあたりは別の記事で詳しく書こうとおみます。)

ふかまさ
ふかまさ

やっと最終回までたどりつきました。

予備校の膨大なテキストに圧倒されている方は、本試験合格という目的を忘れず、できることをやっていきましょう。


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